今回は2月の末に参加した、消化器外科の実習形式のセミナーについて報告させて頂きます。

 

テーマは「消化器外科における(剥離・縫合・吻合)スキルアップ実技・実習」、講師は宮崎大学の鳥巣至道先生でした。

 

外科実習というとどういった臓器を使うの?という疑問が出ると思いますが、やはり生きている動物を使って実習することはできないので、

今回は食用豚の摘出された肝臓・胆嚢と胃腸を使って勉強させて頂きました。

 

具体的には胆のう摘出と肝葉切除、胃固定、小腸の吻合など盛りだくさんの内容だったのですが、一般的な外科処置に応用できる基本的なことも併せて説明していただきました。

外科というと職人技的なところもあるのですが、普段大学で教えながらも専門的な治療をしている先生のお話はとても分かりやすく、

内容も濃く充実した時間だったので、6時間程度の実習時間があっというまに過ぎました。

山口から時間をかけて兵庫県尼崎まで移動にかかる時間も普段のセミナーよりも長かったですが、得るものもかけた時間以上のものでした。