学会・セミナー等の参加実績

2014/07/01

第4回目の報告です。

5月から参加しているＪＢＶＰレクチャーシリーズですが、今回から講師の先生が変わりました。

今回の講演タイトルは、
呼吸器系の画像診断part1-肺・気管・気管支-
講師はスカイベッツ、日本小動物医療センター画像診断部長の小野晋先生です。

小野先生は、画像診断の二次診療に従事しており、専門誌等にも度々記事を書いているのですが、
講演を聴くのは今回が初めてなので、とても楽しみです。

画像診断といってもピンと来ない方もいるかもしれませんが、
具体的には、レントゲンやエコー、ＣＴ、ＭＲＩ、内視鏡などのことです。

テレビドラマ等でも、「レントゲンで肺に影が見えます」といった様なセリフを耳にしたことがある方も多いと思います。
実際の診療でも影を見つけたりするのですが、そこからどういった病気が診断できるのかも非常に重要になります。

今回の講演では、
正常像、異常像、異常所見が見えた際に考えるべき病気についてなど様々なことが勉強できました。

徳永

2014/06/01

第3回目の報告です。 今回は九州画像診断研究会の6月例会に行ってきました。 九州画像診断研究会は九州や中国地方の先生が集まった研究会であり、 福岡で年4回セミナーを実施しています。 画像診断研究会という名称ですが、画像診断（レントゲンやエコー、ＣＴ、ＭＲＩ）に限らず様々な内容でセミナーを行っており、私は今回が初参加でした。 今回のセミナーは ・犬のリンパ腫up date ・猫のリンパ腫up date ・固形癌の化学療法up date という腫瘍学のセミナーであり、講師は鹿児島大学伴侶動物内科の瀬戸口明日香先生でした。 鹿児島大学というと、僕が今年の3月まで勤務していた場所です。 講師の瀬戸口先生は主に腫瘍内科学がご専門で、鹿児島大学では多数の腫瘍症例を瀬戸口先生指導の下で僕も経験させていただきました。 非常に優秀で、目標としている先生の一人です。 現在も症例で悩んだことがあれば、連絡し相談させて頂いているのですが、久々に瀬戸口先生の講演を受講し、知識を新たにすることが出来ました。 鹿児島つながりということで、今回の写真は鹿児島県の桜島でした。 徳永

2014/06/01

第2回目の報告です。

今回も前回に引き続き、
リンパ腫を極める～すぐに活かせる診断分類・治療指針３～
というタイトルで、東京大学の藤野先生の講演を受講してきました。

今回のセミナーでは、
リンパ腫におけるエコー検査の活用
重篤な併発疾患
リンパ腫の予後（腫瘍の種類や動物の状態を基にした治療への反応性の予測）
レスキュー療法（従来の抗がん剤が効かなくなった時にどうするか）
などのお話を聞いてきました。

一口に腫瘍といっても、腫瘍の種類だけでなく、わんちゃん・ねこちゃんの状態、飼い主さんの考え方によって治療方法は大きく変わってきます。
ですので最新の知見だけでなく、わんちゃん・ねこちゃんの状態をしっかり見て、そして飼い主さんと良くお話しをして、
皆が納得できる治療をできればと常々考えながら診療しています。

一度説明を受けたけれどよくわからなかった事や、疑問に思ったことなどがあれば積極的にご相談ください。

徳永

2014/05/15

第一回目の報告は、福岡で開催されているＪＢＶＰレクチャーシリーズというセミナーです。 これはＪＶＢＰ（日本臨床獣医学フォーラム）という団体が全国各地で月１回開催しているセミナーで、私も現在定期的に受講しています。 さて、今回のセミナーは リンパ腫を極める～すぐに活かせる診断分類・治療指針～２　というタイトルで、 講師は東京大学の獣医内科学教室の藤野泰人先生でした。 リンパ腫というのは、血液の中にあるリンパ球の腫瘍です。 リンパ腫はわんちゃん、ねこちゃんでは非常に多い腫瘍であり、様々な臓器で発生します。 治療は抗がん剤が中心で、比較的抗がん剤の効きやすい腫瘍であると言われています。 ちなみに左上の写真は、現在当院で治療中のリンパ腫の猫ちゃんから採取した腫瘍細胞です。この猫ちゃんの腫瘍も抗がん剤でかなり小さくなっています。 リンパ腫は患者数も多く、抗がん剤治療も有効なため、日進月歩で様々な研究がされています。 今回の講師である藤野先生もリンパ腫の研究をされており、ご自身の経験や研究も含め、大変有意義な講義をしていただきました。 当院でも腫瘍に対して、手術や抗がん剤などをしています。 腫瘍は小さければ小さいほど治療に対するわんちゃん・ねこちゃんの負担も軽くなりますので、しこりを見つけた際は早期の受診をお願いします。 徳永

2014/05/01

みなさんはじめまして、獣医師の徳永です。

４月からシートン動物病院で勤務しています。
現在、月に１～２回のペースでお休みを頂き、様々な学会やセミナー、勉強会に参加しています。
そこでこの度、ホームページ上で参加した学会等のご報告をさせて頂くことになりました。

勉強した内容についても、読んでいただく飼い主さまに分かりやすいように、簡単にではありますが書いていこうと思います。
２０１４年５月頃の報告から順次させて頂きます。