第10回目の報告です。

 

今回は治療用も含めた沢山の犬猫用フードを販売しているヒルズさん主催のセミナーでした。

テーマは「慢性膵炎の新しい展望~診断と治療~」

講師はテキサスA&M大学 終身教授 Dr. Joerg Steiner でした。

 

日本で開催される外国人講師のセミナーの場合、講師の先生は日本語が話せないことがほとんどです。

一方、聴衆も英語が得意な獣医師ばかりではありません。

ですので同時通訳の方がいて、講師の先生が英語で少ししゃべっては通訳する、という流れを繰り返していきます。

つまり同じことを英語と日本語で1回ずつ話すことになるので、3時間の講義でも内容は1時間半の分量になってしまいます。

そういう点から敬遠する先生もいますが、世界のトップランナーの一人のお話を聞くのはとても楽しいとも思います。

 

今回のテーマの膵炎は、病気としては多いようですが診断と治療が難しい病気です。

急性膵炎は治療しても死んでしまうこともある怖い病気です。

そんな膵炎の大家の先生による講義を聞くことが出来たことはとても有意義であり、今後の診療にも是非役立てていきたいと思いました。

徳永