月別アーカイブ: 2016年9月

☆コラムNO,6~☆ 誤食の危険度について

こんにちは

あっという間に夏が終わりもう秋になっちゃいましたね

季節の変わり目は体調を崩しやすくなりがちなので気を付けましょうね

 

さて,今回はワンちゃんネコちゃんの誤食について書いていきたいと思います

愛犬,愛猫ちゃんがお留守番する事が多いと思います。

いたずらや遊んでる最中にうっかり飲み込んでしまう事もあります。

では本当にあった誤食体験談から危険度別にご紹介していきます

  誤食危険度★

・ティッシュ ・クッションの綿 ・土(肥料) ・トイレシーツ ・新聞紙 ・生きている虫(アリ,バッタ,カメムシ)inu

主な症状→→→※ウンチに誤食物が混じる ※誤食物を吐き出す ※下痢 など

中毒性がなく内臓を痛める可能性も低いが食べ方によっては危険

そのままウンチで出てくる可能性が高いため危険性は低いです。

ただし,大量に口にした場合すぐに排泄させたり吐かせたりしないと腸を詰まらせ手術が必要になる場合も。

 誤食危険度★★

・靴下、タイツ ・湿布 ・服のボタン(1㎝以上) ・割り箸,竹串 ・ビニール袋 ・ペットボトルのふた

主な症状→→→※吐き続ける ※水溶性や血混じりの下痢 ※鼻血が出る ※ぐったりして動かない

食道,胃,腸などの内臓を傷つけ数日以内に容体が急変することが

食べたものがウンチで出にくく,体内にとどまって内臓を荒らしたり傷つけたりします。

ほっておくと最悪死に至るケース。

処置が遅くなるほど状況は悪化するため数時間以内に病院での処置を受けるべきです。

 誤食危険度★★★

・人用の薬 ・なめくじ駆除剤 ・ボタン電池 ・タバコ ・石けん,洗剤 ・乾燥剤 ・観葉植物(中毒性のあるもの)

主な症状→→→※目の瞳孔が開く ※目の焦点が合わない ※苦しそうに暴れる ※呼吸が荒い 

※震える ※意識不明 ※泡を吹く

中毒,窒息など一刻を争うケース。緊急処置が必要

中毒や食道閉塞の可能性がある場合は,一刻も早い処置が必要。

至急病院に連絡を取り,誤食物の種類や病院到着までの所要時間を伝え病院へ。

この時,応急処置が必要かどうか確認し適切な対応が大事になってきます。

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うちの病院でも過去に誤食で来院されたケースがあります。

・焼き鳥の竹串を飲み込んだワンちゃん

・フローリングなどに敷いてあるジョイントマットを食べたネコちゃん

・髪の毛を結ぶシュシュを丸飲みしてしまった    などなど

これらはすべて早急に内視鏡で取り除く処置をしました。

 

※一刻を争うケースもありますので異変に気付いたら

すぐに動物病院へ電話するか来院されるか対処くださいませ

 

 

☆コラム☆NO.5~老犬のためにできること~

わんちゃんは私たち人間よりも寿命が短いため、あっという間に一生を駆け抜けてしまいますね

今回は老犬介護で是非してあげたい4つのことをご紹介します

 

1.とにかくかけてあげる→幾つになっても飼い主様とのコミュニケーションが何より嬉しい

 

2.不安 不快なサインに気付き取り除いてあげる→食事で首が下がってしんどい場合は口まで運んであげる。

もしくは地面から食器まで高さを出す排尿排便の補助 床ズレ防止で適度な体勢変換など。

 

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3.自力で歩けない時には補助具やドッグカートを使ってお散歩→ビタミンDを活性化(骨の形成などに良い)気分転換にもなる

 

4.マッサージなどをしてあげる→優しくマッサージすることで筋肉の硬直を和らげる効果あり

 

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1頭1頭にあった介護もまだまだあると思います

多くの方が、これまで愛犬のしつけやいたずらで時には頭を悩ませたりしながらも

楽しくかけがえのない時間を愛犬と過ごされたと思います

いつかはやってくるお別れのとき。

介護の仕方や老犬になってからの接し方を頭に入れておくことで

大切な愛犬との有意義な時間を過ごしていただきたいです

 

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